Education 教育システム

環エネの教育プログラム

環エネの教育プログラム

環境・エネルギー工学科/環境エネルギー工学専攻では、近い将来人類が直面するであろう最大の課題である「環境問題」と「エネルギー問題」に対して、体系的かつ総合的に対処し、課題の解決と持続可能な文明の発展に資することのできる優秀な人材の育成を目指しています。環境・エネルギー・資源問題は、きわめて広範囲にわたる問題です。地球環境の持続性、自然環境保全、循環型社会形成、都市や地域の創造・保全、エネルギーの持続性などの幅広い講義群を用意しています。

また、実験や演習にも重点を置き、問題発掘能力や問題解決を導く能力を養っています。これらを通じて、環境エネルギー問題を幅広い視点から正確に位置づける見識と、使命感をもってその解決にあたることのできる技術者を社会に送り出します。

1年次

工学の基礎科目と導入科目を学ぶ

豊中キャンパスにて、主に工学部での勉学に必要な基礎科目を履修します。また、導入科目において学科で行われている研究分野について触れ、環境・エネルギー問題とは何かを学び、自分の興味について考えていきます。

<主な授業科目>
  • 環境・エネルギー工学概論I、II
  • 基盤教養教育科目
  • 高度教養教育科目
  • 健康・スポーツ教育科目
  • 学問への扉
  • 国際性涵養教育系科目
  • 情報教育科目
  • 基礎化学実験・基礎物理学実験

2年次

環境・エネルギー工学の全体像を学ぶ

吹田キャンパスにて、環境・エネルギー工学に関わる幅広い講義を履修し、人類的・地域的課題を探求する力を養い、環境・エネルギー問題の全体像を理解します。この中で、何を学べばどのような専門家になれるのかを具体化させていきます。

<主な授業科目>
  • 熱力学・伝熱学
  • 流体力学
  • 物理化学
  • 量子エネルギー基礎論
  • 環境科学
  • 環境システム工学
  • 都市・環境デザイン概論
  • 情報処理
  • 環境・エネルギー工学演習・実験

学科目(コース)分属

専門性を深めるための2つの履修コース

2年次までに環境・エネルギーに共通する基礎知識を得て、3年次から環境工学コースとエネルギー量子工学コースに分かれ、深い専門性を習得します。分属される人数はそれぞれ40人程度です。
4年次・大学院では1つの領域に配属され、専門分野における最先端の研究課題に取り組みます。

3年次

環境・エネルギー工学の専門科目を学ぶ

環境工学コース、エネルギー量子工学コースに分かれ、各コースの普遍的な専門知識を学びます。それを通じて4年次に取り組む卒業研究のテーマやキャリアデザインを明確にしていきます。環境・エネルギー工学の専門家としての礎を築きます。

4年次

領域配属、卒業研究に取り組む

各コースの領域から1つを選び、卒業研究を行います。環境・エネルギー工学分野における最先端の研究課題に対して、約1年間をかけて実験・調査・議論を行い、卒業論文としてまとめ、発表を行います。

博士前期課程(2年間)

修士論文研究に取り組み、専門性を深める

研究課題を立案し、約2年間をかけて実験・調査・議論を行います。学会での発表や学術誌への論文投稿を経験しながら、修士論文をまとめ、発表を行います。

博士後期課程(3年間)

国際的な活躍を経て、博士号取得を目指す

専門分野における解決すべき課題に対して研究方針や計画を定め、国際学会発表や英文雑誌への論文投稿を経験しながら、博士論文をまとめ、発表を行います。

「夢・想いの実現」をサポート

「夢・想いの実現」をサポート

環境問題とエネルギー問題は切り離すことのできない課題で、両分野を⾼度に理解することが重要です。
カリキュラムは環境・エネルギー問題のエッセンスと全体像を学び、⾃分の興味を確認しながら専⾨性を⾼めるように設計されています。また、専⾨分野を深めると同時に社会の即戦⼒やリーダーになるために、マネジメント⼒を⾝につけることも重要です。
これを支援するため、学部1年生から3年生までのチューター制、4年生以降の配属領域でのキャリアデザイン支援を行っています。

夢の実現を支援する「チューター制」

1年次から、チューター教員(学生一人一人の担当教員)が、希望する研究分野や就職先、大学生活全般の悩み等について、学生カルテを作成しながら親身に相談に乗り、夢の実現を支援します。

想いを現実にする「キャリアデザイン」

将来どのような職業へ就きたいか、学生一人一人の将来像を明確にするキャリアデザインの指導を行います。また、設定したキャリアデザインに必要な専門性を考慮したカリキュラムデザインの指導も行います。