大阪大学工学部/大学院工学研究科 環境エネルギー工学専攻 量子線生体材料工学領域

School/ Graduate School of Engineering Osaka University Division of Sustainable Energy and Environmental Engineering Quantum Beam and Biomaterials Engineering

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研究設備

A1-211(化学分析室)
誘導結合プラズマ原子発光分光計 ICPE-9820
 株式会社島津製作所
誘導結合プラズマ原子発光分析法(Inductively Coupled Plasma Atomic Emittion Spectrometry: ICP-AES)は約6000K以上のアルゴンプラズマの高温中に試料を導入し、発生する光を測定する装置である。光の波長は元素に特有であり、光の強度は試料中の元素量に比例することから資料の高感度定性・定量分析が可能である。特に、多元素同時測定に適していること、他の発光分析法や原子吸光法では不可能であったホウ素などの非金属やランタノイドについても高感度で測定できること、および測定濃度範囲が4桁から5桁におよぶという特徴を持つ。
全有機体炭素計 TOC-VCSH
 株式会社島津製作所
TOC(全有機体炭素計)は、試料中の有機体炭素の総量を測定できる分析機器で、水質管理を始めとしたさまざまな分野で利用されている。680℃燃焼触媒酸化方式が採用されており、難分解性有機化合物も高効率に酸化できる特徴がある。
イオンクロマト分析装置 DX-120
 DIONEX
溶液中の無機の陰イオンと陽イオンの濃度(主に陰イオン)が測定できる分析機器で、環境水や排水等の水質管理や医薬品の品質管理など様々な分野で利用されている。1度の分析で複数のイオン成分を同時に分析でき、再現性に優れている特徴がある。
フーリエ変換赤外分光光度計 FT/IR-470 plus
 日本分光株式会社
FT-IRは、試料に赤外線を照射し、検出された透過(あるいは反射)した光の量をフーリエ変換することで得られるIRスペクトルを、データベースと照合して化合物の同定を行う分析装置である。未知物質の同定や遺物分析、構造変化調査など様々な分野で用いられる。主にKBr錠剤法を用いて分析を行っている。
紫外可視近赤外分光光度計 V-570
 日本分光株式会社
紫外可視近赤外分光光度計は、溶液の吸収スペクトルを測定して定量分析を行ったり、固体試料の透過スペクトルや反射スペクトルを測定して特性評価を行ったりできる分析装置である。紫外領域から近赤外領域まで連続して測定することができる特徴がある。
分光蛍光光度計 FP-750
 日本分光株式会社
分光蛍光光度計は、原子や分子やイオンを光で励起して、放出された発光スペクトルを測定することで、有機化合物や金属元素の検出や定量を行う分析装置である。生化学や材料や食品など、様々な分野で用いられている。
差動型示差熱天秤/示差走査熱量計 TG 8120/DSC 8230
 株式会社リガク
差動型示差熱天秤/示差走査熱量計は、測定試料と標準試料を同じ条件で加熱(あるいは冷却)を行い、各温度での重量変化や膨張率変化、また両者の温度差を測定する分析装置である。これらの分析は、高分子材料、有機材料、金属、セラミックなど幅広い分野での物性評価に応用されている。
A1-218(実験室)
自動比表面積測定装置 GEMINI2360
 株式会社島津製作所
自動比表面積測定装置は、紛体粒子のような固体試料の表面にガス分子を吸着させることで、その吸着量から試料の比表面積を算出したり、またガス分子の凝縮から細孔分布を測定したりすることができる装置である。粉末材料や化学合成など様々な面で評価方法として用いられている。
ソレノイド型超電導マグネット JMTD-10T100E3
 Japan Superconductor Technology株式会社
ソレノイド型超電導マグネットは、超電導線材をコイル状にしてマグネットにしたものである。極低温では電気抵抗がゼロになり、大電流を流せるため強い磁場を得ることができる。高価な液体ヘリウムを使わず、小型冷凍機のみによる伝導冷却で手軽に強磁場10 T(ボア径100 mm、最大励磁速度10T/12分)を発生することができる。超電導送電線といったエネルギーや、MRIのような医療、リニアモーターカーなど幅広い分野へ応用されている。
超電導バルク磁石 
 
Gd系(Gd・Ba・Cu・O系)のバルク材を金属リングと樹脂接着剤で接着した超電導磁石部と、これらを冷凍機と接続する延長棒から構成されている。外部磁場5 Tの超電導ソレノイド磁石を用いて着磁を行うことで、クライオスタット表面で3 T程の磁場を得ることができる。
A1-311A(実験室)
顕微鏡電気泳動方式 ゼータ電位測定装置
 (日本ルフト株式会社)
溶液中の粒子や細胞に生じる物理的特性であるゼータ電位を、電気泳動法を用いて測定する装置である。レーザー光暗視野照明・CCDカメラ顕微鏡による垂直面の粒子の観察が行える。ゼータ電位を測定することで、懸濁液の分散性や凝集性、また壁面への粒子の吸着性などのコントロールができる。
レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置 LA-920
 株式会社堀場製作所
粒子に光が当たった時の回析/散乱光の角度によって異なる強度分布を観測することで、粒子径分布を求める装置である。0.02 μm~2000 μmの粒子範囲を光学系を切り換えることなく測定することができ、また再現性も高いという特徴がある。
高感度小型磁気天秤 MSB-AUTO
 SSL社
磁気天秤は、小型永久磁石を天秤棹に懸架し、その磁石の磁場によって生じる試料の質量変化を測定することで磁化率を測定する装置である。本装置は、2個対の磁石を天秤棹の左右両端に懸架し、一端の中位には試料管を入れ他端には電磁コイルを入れるエバンス法に基ずいた独自設計がなされており、小型且つ簡便に測定する事が可能である。
皮膚計測装置 左から,Corneometer®CM825, Tewemeter®TM300, Cutometer®MPA580, Seubmeter®815
 株式会社インテグラル
Corneometer®CM825:静電容量法を用いて皮膚の角層水分量を測定する。水とその他の物質の誘電定数が異なることを利用している。

Tewemeter®TM300:拡散法則を基に経皮水分蒸散量(TEWL)を測定する。筒状プローブ内の単位時間当たりの水の移動質量によって測定される。

Cutometer®MPA580:一定陰圧で皮膚を吸引した時の吸引高さと、圧を解除した時の皮膚の戻り率により、皮膚の粘弾性を測定する。

Seubmeter®SM815:光透過量測定法によって皮膚、髪、頭皮から分泌する皮脂を直接測定できる。プローブの先に油取り紙と同じものがテープ状に設置されており、皮脂のついたテープを本体に差し込み、受光部で透明度を測定する。
小型卓上試験機 EZ-LX
 株式会社島津製作所
EZ-LXは試料に力を加えて変形させ、力と変形量の関係を測定する強度試験装置である。延性の大きい材料に対応するストローク長920mm、高機能・高性能材料などを引張・曲げ試験するために必要な最大試験力5kNの性能を有している
環境制御型走査型プローブ゙顕微鏡システム NanoNaviⅡ/SPA-300HV
 株式会社日立ハイテクサイエンス
原子間力顕微鏡(AFM)とは、探針と試料に作用する原子間力を検出するタイプの顕微鏡である。AFMでは探針がカンチレバーの先端に取り付けられており、探針と試料表面を微小な力で接触させ、カンチレバーのたわみ量が一定になるように探針・試料間距離(Z)をフィードバック制御しながら水平(X、Y)に走査することで、表面形状を画像化する。カンチレバーの種類や信号検出の方法を変えることで様々な物性測定に対応できる。
摩擦感テスター KES-SE
 カトーテック株式会社
布・紙・不織布・糸・毛髪などのシート状・繊維状のサンプルや、粉体やクリーム状といった様々なサンプルの表面摩擦感を測定する装置である。人がものに触れたときに感じる感触や感覚を、平均摩擦係数(MIU)・平均摩擦係数(MMD)の変動を数値化することにより客観的なデータで評価し、定量化する。
接触角測定器 SImage mini
 株式会社エキシマ
水滴を試料表面に滴下し、水の接触角を測定することで試料表面の評価を定量的に行うシステムである。液滴画像のカーブフィッティングを3点クリックすることで、θ/2法によって自動的に接触角が算出される。
摩偏光顕微鏡(software) BX51(ANALYSIS)
 オリンパス株式会社
顕微鏡、CCDカメラ装置等から取り込んだデジタル画像から面積、濃度、距離、角度等の測定が行える。
A14-114(生物実験室)
CO2インキュベーター MCO-17AIC
 SANYO
遺伝子研究・再生医療などのため、器内の温度やCO2濃度を高精度にコントロールして限りなく生体内に近い環境に再現し、動物細胞・組織の培養を行う機器である。
オートマチック ポラリゼーションシステム HSV-100
 北斗電工株式会社
電気化学的な測定方法ができる。電流電位曲線を得ることができ、反応物の酸化還元反応特性を調べる際に用いる。
シングルチューブルミノメーター Sirius
 Berthold Detection Systems
生物あるいは化学発光により発光している試料溶液の発光量を測定することで、活性酸素種の測定やELISAなど様々な幅広い用途に利用できる装置である。
小型卓上試験機 EZ-TEST
 株式会社島津製作所
試料に力を加えて変形させ、力と変形量の関係を測定する強度試験装置である。ストローク長は500 mm、引張・曲げ試験における最大試験力は500 Nである
バイオセンサー式迅速BOD測定器 Quick BOD α-I型
 セントラル科学株式会社
酵素や抗体、動植物組織、微生物などが特定の化学物質とのみ選択的な反応を示す分子識別機能を利用して、そこで発生する生化学的信号を電気信号に変換することで検出を行うバイオセンサー装置である。
変調コントラスト倒立顕微鏡 TE2000-U
 株式会社ニコン
ステージの下に対物レンズがあり、標本の上から照明を当てて、標本の下から観察する構造の顕微鏡である。培養容器内の細胞や組織の観察に用いられたり、標本の高さに制限がないため大型標本も観察できるといったメリットがある。
吸光マイクロプレートリーダー Immunomini NJ-2300
 バイオテック株式会社
溶液中の物質の濃度を色調変化から決定する比色分析が行える、コンパクトなマイクロウェルプレート測定用の全自動比色計である。400~700 nmの波長領域に対応している。
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