民生部門エネルギー最終需要モデルの開発と需要解析

2021年6月28日

建築におけるエネルギー消費の実態を調査・分析するとともに、省エネルギー政策・温暖化対策の評価やエネルギー消費量の将来予測をするために、家庭部門、業務部門のエネルギー需要を推計するシミュレーションモデルを開発しています。建築におけるエネルギー消費は気象条件やライフスタイル・居住者の行動、住宅・建築の仕様、設備の仕様などによって異なります。本研究で開発しているモデルではそれらの影響を考慮してエネルギー消費の構造を把握することが可能です。本モデルを用いて、各種地球温暖化対策を推進した場合の二酸化炭素排出量の全国レベル、近畿地方レベルでの削減効果の定量化や、デマンドレスポンスなどの需要家側の対策が電力システムに及ぼす影響の評価などを行っています。