都市エネルギー代謝研究

2017年2月13日

大都市では日射量に匹敵するほどの高密なエネルギー消費があり、それが地球温暖化や化石燃料資源の枯渇、大気汚染、ヒートアイランドなど多様な環境問題の原因となっています。都市エネルギーシステムの最適化を論じる際には、建物や工場等一つ一つのエネルギー消費の環境影響を論じるだけでなく、都市全体でのエネルギー消費を一つの代謝体と捉え、そのインプットからアウトプットまでをエネルギーフロー図として一体的に評価することも必要です。本研究では都市のエネルギーフローの推定、その持続可能性評価手法の開発を通じて、望ましい都市エネルギーシステムのあり方を提案していきます。