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環エネTOPICS

2014年9月15日
受賞・報道・出版

2014年建築学会奨励賞受賞(都市エネルギーシステム領域 山口容平助教)

建物規模・用途別の熱源システム採用状況を考慮した地域冷暖房施設導入可能性評価に関する研究都市エネルギーシステム領域の山口容平助教が建築学会奨励賞を受賞しました。受賞対象は「建物規模・用途別の熱源システム採用状況を考慮した地域冷暖房施設導入可能性評価に関する研究(日本建築学会環境系論文集 第 76 巻 第 663 号/pp.509-515/2011 年 5 月)」です。

地域冷暖房施設の導入可能性は、すべての建物を対象として推計される熱負荷密度に基づき検討されてきました。しかし、地域冷暖房とは接続できない個別分散空調システムを導入した建物が増加していることから、従来の熱負荷密度推計値は過大であるとの指摘がなされていました。本論文は、検討地区すべての建物を対象とした熱負荷密度と、個別分散空調システムを導入した建物を除いて推計される熱負荷密度から両者の差異を明らかにすることで、セントラル熱源システムを有する建物を中心とした地域冷暖房について、現実的で精度の高い熱負荷分布推計手法を提案しており、高い独創性があると評価されました。また、大阪市を 500 メートルメッシュに分割し、各メッシュでの地域冷暖房施設導入の可能性を検討するなど、卓越した緻密さ、丹念さおよび努力が認められました。今後、この手法により地域冷暖房施設の導入検討が数多く行われることが予想され、将来の発展性も期待できます。

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