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環エネTOPICS

2019年11月14日
教員・研究者

竹田 敏 助教

教員紹介

氏名 竹田 敏
職名 助教
学位 博士(工学)
領域 量子エネルギー工学講座 原子力社会工学領域
領域HP

 

 

社会に受け入れられる原子力の利用を目指した研究

資源の乏しい日本において原子力発電は重要な役割を担っています。一方で、事故が発生した場合のリスクや放射性廃棄物の処理などの様々な課題を抱えており、社会に受け入れてもらうためには乗り越えるべき壁が数多くあると考えています。社会に受け入れられる原子力の利用とは何か、実現させるためには何が必要か、学生の皆さんとも一緒に考えたいと思います。

  • 固有安全高速炉に関する研究

原子炉を利用するにあたり、原子炉がもつ固有の安全性が非常に重要となります。例えば、何かの事象により原子炉の出力が上昇したときには、外部から操作をしなくても出力が抑えられるような性質あれば望ましいと言えます。このような固有の安全性を持つ高速炉の開発に関する研究を、他の研究機関とも一緒に実施しています。特に、固有安全高速炉の特性を解析するために必要となる、従来よりも大幅に精度の高い計算プログラムの開発に取り組んでいます。

  • 環境負荷低減型軽水炉に関する研究

商業用原子力発電炉としては軽水炉が主に用いられており、放射性廃棄物の放射性毒性が一つの課題となっています。開発が進められている高速炉や加速器駆動システムを活用することで、放射性廃棄物の放射性毒性の低減が見込まれていますが、技術やコストの観点で大規模な低減を達成させるためには時間を要すると考えられています。そこで、現在使われている軽水炉に対し、放射性毒性を低減させるための研究を実施しています。

論文・著書リスト

  1. Satoshi Takeda, Takanori Kitada, “Feasibility study on burnable absorber for FORSETI to reduce productions of Pu238 and Pu241,” Journal of Nuclear Science and Technology, vol. 57, 1, pages 55-57, 2020.
  2. Satoshi Takeda, Toshikazu Takeda, Sho Fuchita, Takanori Kitada, “Development of an improved quasi-static transient analysis code based
    on three-dimensional Sn nodal transport theory for fast reactor,” Annals of Nuclear Energy, vol. 143, 2020.
  3. Toshikazu Takeda, Koji Fujimura, Kazuhiro Fujimura, Satoshi Takeda, “Effect of void propagation to sodium void reactivity in transient analyses of fast reactors with sodium-plenum,” Annals of Nuclear Energy, vol. 119, pages 175-179, 2018.
  4. Satoshi Takeda, Takanori Kitada, Pin-by-pin minor actinides transmutation analysis for heterogeneous minor actinides target loaded core by reconstruction of neutron spectrum, Int. J. Nuclear Energy Science and Technology, vol. 11, 4, pages 329-344, 2017.
  5. Satoshi Takeda, Michitaka Ono, Kazuhiro, Kazuhiro Wada, Takanori Kitada, Study on the Doppler reactivity considering thermal agitation in epithermal range for various types of nuclear fuels, Annals of Nuclear Energy, vol. 96, pages 264-269, 2016.