別 名: ムカデモ
英 名: Floating Moss
学 名: Salvinia natans (L.) All.
生活型 : 浮遊植物
世代時間: 一年草
サイズ : 全体長さ5-10cm。浮葉長さ1-2cm。沈水葉(水根)長さ3-12cm。
分布域 : 北海道を除く日本、沖縄を除く

特 徴: 胞子で越冬。野外では一年草であるが、温室内では越冬して、常緑多年草となる。5月ごろ胞子から発芽して幼体を作る。葉は各節に3輪生する。上面の2葉は対性する浮葉となって水面に浮かび、下面の1葉は細裂して根状、水中に垂れて、多数の細毛をもち養分を吸収する。胞子嚢果は9-10月ごろ、水根の基部にできる。アカウキクサと同様夏から秋ごろ水田に大繁殖して、稲の強害草となるが、除草剤には弱く、近年各地でめっきり減少しつつある。繁殖力はすこぶる強いが降霜には弱く、晩秋になると急速に枯死するが、しばらくの間水面異多量に赤褐色の胞子嚢を浮上させる。漂流する胞子嚢は風によって容易に移動し、やがて水中に沈下する。


バイオマス: 0.15kg d.w./m2
増殖速度: 6.0g d.w./m2/d
窒素除去速度: 0.26g/m2/d
リン除去速度: 0.1g/m2/d


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