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特 徴: | 胞子で越冬。野外では一年草であるが、温室内では越冬して、常緑多年草となる。5月ごろ胞子から発芽して幼体を作る。葉は各節に3輪生する。上面の2葉は対性する浮葉となって水面に浮かび、下面の1葉は細裂して根状、水中に垂れて、多数の細毛をもち養分を吸収する。胞子嚢果は9-10月ごろ、水根の基部にできる。アカウキクサと同様夏から秋ごろ水田に大繁殖して、稲の強害草となるが、除草剤には弱く、近年各地でめっきり減少しつつある。繁殖力はすこぶる強いが降霜には弱く、晩秋になると急速に枯死するが、しばらくの間水面異多量に赤褐色の胞子嚢を浮上させる。漂流する胞子嚢は風によって容易に移動し、やがて水中に沈下する。 |
バイオマス: | 0.15kg d.w./m2 | 増殖速度: | 6.0g d.w./m2/d | |
窒素除去速度: | 0.26g/m2/d | リン除去速度: | 0.1g/m2/d | |