データベース作成の目的


1、現状

近年、富栄養化の原因となる窒素・リンの除去が可能で、維持管理が容易な、植物を用いた水質浄化法が注目を集め、それを用いた施設も日本各地で建設されるようになっている。 近年植物を用いた水質浄化法が広く研究されてきたが、それらの論文はそれぞれケーススタディーに終わっており、各データの比較検討が容易に行うことができず、施設の設計者にとって、利用されやすい形にはなっていない。

2、データベース作成の目的

そこで我々は、現在水質浄化能力が研究されている植物の情報をまとめたデータベースを構築することとした。その際に、浄化能力のみではなく、植物の栽培条件や再利用の方法といった、実際植物を用いた水質浄化を行う際に必要となって来るであろう項目も含ませ、体系的なデータベースになるようにした。



植物データベースの概念


このデータベースが存在することで、研究者と水質浄化施設の設計者・管理者間の情報のやり取りを円滑にし、植物を用いた水質浄化をより手軽に、広く利用 することができるようになると考える。