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熱電変換材料の開発

ハーフホイスラー型金属間化合物

ZrNiSnやTiCoSbなどに代表されるハーフホイスラー型金属間化合物は、特に中高温域(700~800 K付近)で高い熱電性能を示すことから、廃熱回収型熱電発電用材料としての応用が期待されています。環境エネルギー材料工学領域では、ハーフホイスラー型金属間化合物の固体物性を明らかにするとともに、元素置換や作成プロセスの最適化などをとおして熱電性能のさらなる高性能化を図っています。

 

図1はHalf-Heusler化合物であるMNiSn (M=Ti,Zr)にドーパントとしてNbを添加した試料の出力因子を示しています。室温から1000 Kまでの広い温度範囲で1x10-3 ~ 4x10-3 Wm-1K-2の非常に高い値を示すことがわかります。

MNiSn (M=Ti,Zr)の出力因子

図1 MNiSn (M=Ti,Zr)の出力因子

 

 

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