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量子エネルギー材料の研究

高燃焼度燃料の開発

現在原子力発電の経済性向上のため、燃料をより長く燃焼させることが求められています。こうした燃料中には多くの核分裂生成物(FP)が含まれ、これらは燃料の物性に様々な影響を与えます。環境エネルギー材料工学領域では、模擬燃料の物性測定を通して、より安全で安心な高性能原子力燃料の開発をすすめています。

 

図 UO2-貴金属粒子混合体の観察像

これまでにない高い燃焼度領域においては、燃料の挙動を予想することが難しくなってきています。図は模擬燃料の微細構造と元素分析結果を示しており、貴金属元素はUO2母相に溶け込まず、小さい粒子として分散している様子がわかります。

 

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