研究テーマ
活性汚泥微生物群集の機能から見た生物学的廃水処理プロセスの特徴づけ

担当:М1 橋本 くるみ

【研究背景・目的】

本研究は、下水処理で用いられる活性汚泥法において、処理の中心的役割を担う細菌群の廃水処理能力高度化を目指した知見の集積を行っています。細菌が染色体とは別に保持しているプラスミドDNAには、有害化学物質への耐性能や、難分解性化学物質分解能が多く発見されています。また、プラスミドDNAは異なる種の細菌へと伝達される能力を持つことから、活性汚泥内での機能遺伝子拡散を速やかに引き起こす大きな要因であると考えられます。よって、本研究で知見の集積を行うことでプラスミドによる活性汚泥の制御が可能となれば、流入水質変動にも対応する、「スーパー活性汚泥」の構築が可能になると考えられます。




研究テーマ一覧へ