研究テーマ
微生物群集構造の多様性多様性と機能からみた生物学的廃水処理プロセスの特徴付け

担当:М1 松田 真佐美 RS Jun Qin PANG

【研究背景・目的】

活性汚泥法に基づく生物学的廃水処理システムは下廃水処理の2次処理プロセスとして広く普及し、廃水中からの良好な有機物除去を達成しています。しかしながら、曝気に伴うエネルギー消費、難分解性物質の不十分な除去や、バルキング、スカムなどの技術的な問題が残存しており、近年では、これらの問題を解決し、より高効率で高性能な廃水処理システムの構築が望まれています。実際、活性汚泥法に基づく廃水処理プロセスの運転制御は経験的に確立されたものといえ、詳細な処理メカニズムにいたっては未だ不明な点が残されています。そこで、我々の研究グループでは廃水処理の主体である微生物群集の挙動や機能を詳細に解析することによって廃水処理メカニズムを明らかにし、システムの処理性能と運転管理の更なる高度化を達成するための糸口を探っています。




研究テーマ一覧へ