オクタビアン(OKTAVIAN)の紹介

オクタビアン(OKTAVIAN)について

OKTAVIAN建物

ようこそ、オクタビアン施設へ!

 この施設には強力14MeV中性子工学実験装置(オクタビアン)が、核融合炉および核分裂炉の研究に必要な共通基本装置として、かつ汎用性のある強力中性子源として設置されています。中性子発生にはDT反応がとらえ、発生量を大きく、しかもパルス化に発生し得る構造となっているのが特徴です。

施設平面図

施設平面図

オクタビアン施設の概要

建物外観

建物外観
オクタビアンの特性
型式 コッククロフト・ワルトン型加速装置
高圧電源 20kHz高周波コッククロフト
100-300kV ±0.1%, 80mA
イオン源 デュオプラズマトロン(D+ 35mA)
加速管 12段、1200mm長
ビーム電流及び
中性子発生量
パルスライン(-30°ライン)
時間平均20μA、3×1012n/sec
パルス化性能 ビーム幅 2×10-9sec
可変周波数 2MHz-1kHz

制御室(制御盤)

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制御室とパソコンにて運転制御をおこない、運転データを記録しています。

重照射室

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重照射室のビームライン先端には14.8TBqのトリチウムターゲットを装着した、水冷回転式のアセンブリーが接続されています。

3Hターゲット取扱室

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重照射室のビームライン先端には14.8TBqのトリチウムターゲットを装着した、水冷回転式のアセンブリーが接続されています。

デュオプラズマトロンイオン源

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イオン源出口に45°偏向ビーム質量分析電磁石を装着しています。

加速器室

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高圧架台内にはデュオプラズマトロンイオン源が置かれ、ここから引き出されたイオンビームが加速され、偏向磁石によって各ラインへ振り分けられています。