landfill_logo_

東南アジアでは、急激な経済発展や都市化の進行に伴い発生する廃棄物の不適切管理により様々な環境問題が深刻化している。廃棄物の最終処分場である埋立地では、有機物や重金属を高濃度に含む浸出水が土壌汚染や地下水汚染を引き起こしている。そこで、当地域の廃棄物や浸出水の適切な処理による公衆衛生の改善や地域に適した管理システムの構築を目指し、浸出水の処理実態の解明及び環境配慮型の浸出水処理技術の開発・評価を行っている。

 
「ラボスケールの鉛直流式人工湿地による合成進出水中のフェノール系化合物の除去」

 東南アジアにおいて、埋立地の浸出水には有機物や難分解性物質が高濃度で含まれており、その周辺では様々な環境汚染が起こっています。鉛直流式人工湿地を用いることで、この浸出水を低コストかつ環境に配慮しながら処理することができます。しかし、本方式に関して未だ解明されていない部分が多く、われわれは特にフェノール系化合物の除去について評価し、その能力を最適化する研究を行っています。

研究者
阿、藤井